造園とは

造園とは、日本の産業区分では農業の中の「園芸サービス業」というカテゴリーに属しています。
主に、築庭、庭園樹の植樹、庭園や花壇の手入れを請け負う職業です。
造園の仕事は内容によって大きく3つの種類に分けることができます。

造園・設計・施工

造園業務

造園の仕事はもともと日本庭園の手入れが造園と考えられてきた業種でした。
しかし、近年一般家庭の庭から公園、公共施設、店舗、道路など場所によって請け負う業務内容もさまざまです。
造園業務は、勤務地へ行く前に1日の作業確認があり、午前中は8時前後から仕事にかかります。
視界の明るい日没までの作業が中心です。

植栽業務

植栽とは、植木や花などの植え付け作業を指します。
植え付けの作業では、土壌のコンディションやロケーションを調査し、それぞれの植物にあった土質に整えます。

剪定業務

剪定は、造園の仕事の中で植木の手入れにあたる作業です。
家庭の庭木、道路わきの街路樹、常緑樹などを成長の度合いに合わせて剪定します。
木花の成長を促し、景観を整えるデザイン性も問われる作業です。

草刈り業務

草刈りは個人邸のお庭の手取り除草から公共施設や団地などの広い場所では大きい機械を使用しての草刈りも行います。

管理

植栽管理

植栽工事をし、100点とも言える庭が完成しても、しばらく経つと生い茂り景観が損なわれてしまいます。
成長はもちろんのこと、陽の光を浴びて育つものであれば、より太陽に近づこうとします。
また、植物も病気になったり害虫もいたりしますので、それに気付いたり、治したり常に庭園の景色を最高の状態に保つ作業を植栽管理といいます。